うなるほど美味い!「福地のうなるホルモン」
2020年03月31日
創業から50年、市民に親しまれている「福地のうなるホルモン」。味の決め手は両親より受け継がれた秘伝の旨タレだそうです。そして、国産の牛豚を厳選して使用しているのもそのひとつです。 代表の日髙さんに、「福地のうなるホルモン」への思いや、おすすめなどを伺いました。
「福地のホルモン」の原点
「福地のホルモン」は、もともと私の両親がはじめたお店です。福地は私の旧姓です。 両親が味付けホルモンを作り始めたのが昭和44年なんですが、父は台湾で生まれ育ちました。戦後日本に戻ってきたのですが、当時台湾で味わったタレ漬けのホルモンの味が忘れられず、再現しようと思ったのが福地のホルモンの原点です。試行錯誤の末にできたホルモンをみんなに味わってもらいたいとの思いでホルモン屋を開きました。 しかし、その当時は今のように内臓の料理が浸透しておらず、相手にされず苦労する日々が続いたそうです。それでも試食など諦めずやっていくうちに、徐々に受け入れられ食卓に「福地のホルモン」が並ぶようになっていきました。そうして輪が広がり、安くて美味しいと日田の食卓に馴染んでいったんです。
この味を受け継ぎ、自慢の味を届けたい
両親がしていた頃は、日田市玉川にお店がありました。豚サガリと豚ミックスの2種類のみの販売でした。その後、高齢のために一時は閉店したのですが、やはりこの味を絶やしたくないと思い、私が引き継ぎました。平成17年に田島町に「福地のうなるホルモン」と名前も一新し、リニューアルオープンしました。食べたら「美味しい!!」と、うなってしまう程の美味しさという意味で「うなる」とつけました。 秘伝のタレと厳選した国産牛豚のホルモンを漬け込んで仕込んでいます。この秘伝のタレの調味料に使用している野菜は国産にこだわり、特に味の決め手となる「ニンニク」は自家農園で栽培しています。両親がやっとの思いで作った創業当時の味を守りながら作っています。
店主おススメ、豚ホルモンのサガリ
福地のうなるホルモンでは20種類以上の部位をそろえています。 その中でも、人気なのが、豚ホルモンのサガリです。サガリはハラミと同様に横隔膜周辺のお肉を言います。脂身が少なくヘルシーで女性からも大人気です。ご飯との相性抜群で一度食べたらやみつき間違いなしです。 次に人気があるのが、豚ホルモンの直腸、ダルムです。ダルムは大腸である「シロ」よりも肉厚で弾力が強く存在感がある部位です。ジューシーで食べ応えがあり、味わいも濃厚!カリッと焼くのが決め手です。タレ付きはもちろん美味しいですがタレ無しを塩コショウで食べるのもさっぱりしていて人気です。もつ鍋に入れてもいいですよ。 牛ホルモンでは、マルチョウが人気です。知ってる方も多いと思いますが、小腸を裏返して脂を閉じ込めたもので、ホルモンの中で一番脂がのっています。旨みもあり秘伝のタレとの絡みが最高です。
~うなる美味しさにやみつき~
創業から50年を超える、「福地のうなるホルモン」。今では当たり前に食べられるホルモンですが、創業当時は珍しく、受け入れられるのに苦労したそうです。 「福地のうなるホルモン」の豚と牛のホルモンは自家製のにんにく、玉ねぎを使った秘伝のタレに漬け込まれ、食べ飽きない美味しさに箸が止まりません。ホルモンの種類も多く、全部食べくらべしたくなるほどです。市民に長く親しまれているこの味を、あなたも食べくらべしてみませんか?うなるほど美味しく、やみつきになりますよ。
連絡先
福地のうなるホルモン
大分県日田市田島2丁目 12-49
H P http://www.fukuchinohormone.com/