素材の良さを活かす手作りにこだわったゆずごしょうの「梶原食品」
2020年03月31日
日田市の大山ダムの麓、標高の高い山の中に工場を構え、30年に渡って柚子胡椒を作り続け、素材にこだわり、ドレッシングなどの新しい商品の開発もされている「梶原食品」。 商品づくりのこだわりと思いを代表の梶原和人さんに伺いました。
当たり前のこだわり
すべて日田産の柚子を使います。うちの柚子は青いものではなく、すべて完熟した黄色い柚子です。完熟した柚子の皮を使うことで、まろやかな香りに加え、旨味も増します。 唐辛子も自家栽培です。韓国まで唐辛子の種を買いに行って、それを植え付けて、前津江で農薬や化学肥料を使わずに作っています。調味料も素材の産地までこだわって良いと思ったものしか使いません。風味や香りを最大限に生かせるよう、柚子ももちろん手剥きをしています。
注文を受けてから作る、できたて柚子胡椒
普通は、柚子の皮を塩漬けにしたものを青唐辛子とすり合わせて、瓶詰します。それから、お店に並び販売となるのが一般的です。 柚子の皮はすり潰すと、どうしても香りが飛び始めます。そのため、うちではすべて注文をいただいてから、すり合わせて詰めているんですよ。なので、香り高く風味もさわやか、もちろん無着色でフレッシュなグリーン色です。添加物は一切使用していません。大量生産はできませんが、いつでも、できたての柚子胡椒をお客さんに提供しています。 以前、お客様のご紹介で、ありがたいお話ですが、大手の居酒屋さんに柚子胡椒を置いていただくお話をいただきました。しかし、たくさんの量を作ることができず、お断りをしたこともあります。 やはり、新鮮で香りや風味が良い状態の時にお客様に食べていただき、柚子胡椒の本当の魅力、美味しさを知ってもらいたいです。
使いやすいチューブタイプと液体タイプの柚子胡椒も
柚子胡椒のおすすめの食べ方は、お鍋やお刺身がおすすめです。 うちはチューブ入りもあり、使いやすいと人気です。詰めるのが大変で、やはり大量には作れませんが、瓶入りに比べいつでも手軽に使っていただけます。 また、液体タイプもあります。普通の柚子胡椒と同じように使ってもらっても良いですが、その名の通り、液体なので汁物におすすめですね。うどんやソーメンに合いますよ。汁物に入れても溶けずに残ってしまうことはなく、全部味わっていただけます。サラッと馴染んでどんな料理にも合います。
新しい商品、白、黒、青の「ゆずかけ」も人気です!
「白の塩ダレ」は、柚子果汁、塩、ハチミツだけで作っています。焼肉屋さんでタン塩用のタレとしてお使いくださり、好評をいただいています。 「黒の柚子ドレッシング」は、柚子の酸味と香りに、唐辛子でほんの少し辛味のアクセントがあり、白身の魚にかけるだけでカルパッチョになります。辛いのは苦手だけれど柚子を使いたいという人にもおすすめですね。 「青の液体ゆずごしょう」は、柚子の皮と青唐辛子、塩、隠し味に鮎の魚醤をブレンドした新感覚の柚子胡椒です。普通の柚子胡椒に比べ、辛味はそんなに変わりませんが、塩分は少なめです。 どの商品も、無着色で添加物も使用しておらず、どれも日田産完熟柚子の皮、果汁100パーセント使用し、加工しています。 箱入りのセット販売もしており、贈り物にも大変喜んでいただいています。
〜フレッシュなできたて柚子胡椒〜
深い山々、澄んだ空気ときれいな水、自然環境豊かな前津江で、ご主人と奥様を中心に手作り柚子胡椒を作っている「梶原食品」。柚子や唐辛子の自家栽培から、また製造加工においても、こだわりの手作りの味を届けています。 香り高く、旨味のある、フレッシュなできたて柚子胡椒、使い勝手の良いチューブタイプは持ち歩きにもおすすめです。白、黒、青の「ゆずかけ」も、新しく料理の幅を広げてくれそうな調味料たちです。 皆さまも一度、召し上がってみませんか。
連絡先
梶原食品
大分県日田市前津江町赤石3268
H P http://kajiwara-foods.com/