「ヘルシー、おいしい、面白い」が溢れる、クマガエのこんにゃく
2020年03月13日
「美容と健康」をテーマに、こんにゃくを製造している株式会社クマガエ。クマガエのこんにゃくは、とにかく種類が豊富。その数なんと80種類を超えています。新商品開発に精力的に取り組み続ける4代目社長、熊谷さんにお話を伺いました。
茶碗屋から、こんにゃく会社へ
創業は昭和2年。私で4代目になります。 元々うちは茶碗屋だったんです。茶碗を仕入れて売っていて、「一緒に食料品も売ろう」ということになって、こんにゃくを手作りして売っていたのがはじまりです。 こんにゃく屋に専念し始めたのは2代目、祖父の代からです。戦後仕事のなかった時代に、こんにゃく一本にしようということで、個人商店をはじめました。 父の代には個人商店から会社に変わりました。その際に普通のこんにゃくだけじゃなく、何か別の食材と組み合わせて新しいこんにゃくの形を作ろうということで、豆乳と組み合わせた麺を作りました。それが、クマガエのこんにゃく加工の原点になります。
先代社長はマンナンマスター
クマガエの「マンナンマスター」のロゴは、先代社長だった父の顔を使っているんですが、インパクトのあるものにしたかったんです。 こんにゃくって、消費者の方は値段だけで買っちゃうところがあって。クマガエという名前で買ってくれる方は少なく、「何かブランドを作ろう」という話になりました。 マンナンって、こんにゃくの主成分なんですが、「こんにゃくを使って色んな加工をしてきた、こんにゃくはマスターした」ってことで「マンナンマスター」というブランドを立ち上げました。 先代社長は、存在感というか、迫力のある人だったんです。だから、そのイメージをそのまま使おう、と。顔写真がロゴマークになりました。 クマガエ独自のカラーを出したくて、その他にはこんにゃくを使ったスイーツ部門に「ラングダンジュ」というブランドがあります。
誰かの役に立つためにも、食べ方のイメージを広げていきたい
“誰かのために役に立ちたい”という思いで日々こんにゃく開発をしています。そのためにも、こんにゃくの食べ方のイメージを広げていきたいですね。何でも元祖とかはじまり、って大変なんですよ。 例えばホルモンそっくりに加工した『ホルこん』を持って営業に行ったら「何でこんなことしたんですか?」って言われちゃって。「痛風の人ってホルモン食べれないですけど、これなら健康的に食べれますよ?」って言っても、「いや、いりますか?それ?」なんて言われて。 だからやっぱりイメージの問題なんですよね。「そんな食べ方するの?」っていう。実際に食べてみたら、本当に言われなきゃ気づかないくらいホルモンなんですけど、それも食べてみなきゃ分かんない。 他にも『かるこん』という商品は、おからを使用してお肉の食感に近付けました。油で炒めるとカリッとした食感にもなり、鶏皮の唐揚げの様に食べてもらうのもおすすめです。どちらの製品もお肉と炒めると美味しいんです。 皆さんが食べてみて、いいイメージを持ってくれて「次の新しいのまだ?」って待ってくれるようになってくれたら一番いいですね。
こんにゃくスイーツと祖母のストーリー
こんにゃくスイーツの開発は、もともと祖母のために始めたんです。 糖尿病の患者さんに「食べちゃダメ」っていう制限だけしたら、ものすごいストレスになりますよね。今まで普通に食べていたものが食べられなくなって、いつも「食べたい、食べたい」って。だから見るに見かねて「こういうのなら食べてもいいよ」っていう選択肢を作りたくなって、そこからスイーツの開発を始めたんです。 ”食べたいものを食べる”ができるようにしたい。それが原点ですね。 でも、こういうストーリーを今まで全然発信してなくて。 美味しい低カロリースイーツを楽しんでもらいたい思いで、和菓子、洋菓子とスイーツを開発し続けています。本物によく似た、こんにゃく羊羹は小豆も使用していますが、本来の約半分ほどにカロリーを抑えられています。他にも大分産柚子とカボスを使用したジュレなど、なめらかでとろけるような、もっちりとした新感覚スイーツを作っています。
こんにゃくで虫歯予防!
こんにゃくの醤油漬け『ゴリ漬け』は、虫歯予防のために作りました。 やわらかい食べ物が中心の食生活が原因で、小・中学生に虫歯が多いそうです。それで、「ゴリゴリ噛んでもらおう、アゴも鍛えてもらおう」と思ったんです。 やるならインパクトもいるよな、ストーリー作ろう!ってことで、すごいインパクトのパッケージになりました。そして、食育推進全国大会にも参加したんですよ。 最初の頃は噛めないくらい硬い、ってお客さんから言われたこともあります。ハードグミとか流行ってるんで、「グミ食えるなら、これも食えるやろ」くらいの感覚だったんですけどね。そこから改良していきました。 最近は、やっと売れるようになってきてます。試食も好評です。 結局のところ、手軽さが外せないってことなんでしょうね。開けてすぐ食べられるから、受け入れられたんだと思います。
健康に良いだけでなく、美味しくて明るいイメージをこんにゃくに
こんにゃくで一番ネックになるのは、独特のにおいなんですが、そこを「どうやったら消せるだろう」って追求してます。まだ完全ではないんですけど、水洗いしただけでほとんど消えるようになってます。味もすぐに染み込むように作ってるので、下茹でもしなくていい。 使いやすく、苦手な人でも食べやすいのがクマガエのこんにゃくの特徴です。 こんにゃくを加工して、洋菓子屋さんみたいな明るいイメージのパッケージに入れてみたり、うちのオリジナル商品を考え試しています。 「こんにゃく=健康」のイメージだけじゃなく、「こんにゃく=美味しくて明るくてオシャレ」のイメージを広めていきたいですね。
〜楽しい面白いがいっぱいの、クマガエのこんにゃく〜
クマガエのこんにゃくはオーソドックスな商品から、新しい驚きと、楽しく、面白いこんにゃくが数多くあります。あなたが食べてみたいこんにゃくがきっとあるはずです。 楽しみながら体調管理やダイエットもできるマンナンマスター、株式会社クマガエの商品をぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。たくさんの商品の中からあなたのお気に入りがきっと見つかります。
連絡先
株式会社クマガエ
大分県日田市新治町304
H P http://kumagae.life/